05121-180504 写真部新入生が買うカメラをどれにするか
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4月の新年度開始から落ち着きを見せ始める5月のキャンパス。「写真、上手くなりたい‼」という本気な学生や社会人からカメラ選びの相談を受けます。いいカメラが多くて悩ましい。
「一眼」カメラや「一眼レフ」カメラに目がいきがちですが本当にそれが相応しいでしょうか。shio.iconが重視するカメラの条件から考えてみましょう。
写真表現の絶対条件は「カメラを持った自分がそこにいる」こと。だから常時、カメラを携行したい。そこで、自分にとって常時携行できるカメラとはどのようなサイズか、重量か、形状か、から考えます。一般的に「一眼レフ」カメラは大きくて重いので、本気でそれを持ち歩く気概が必要。ミニマリストなshio.iconは荷物最小限なので、「一眼レフ」を持ち歩ける日は限られています。どんなスタイルでも負担なく持ち歩けるカメラが望ましい。できるだけ小さく軽く、それでいて「一眼レフ」と同等以上の画質を備えたカメラを選びたい。
また超高性能な(ということは大型な)ズームレンズ以外、一般的な(小型の)ズームレンズは画質が不十分であることが多い。本当に満足する写真を撮影するなら、ゆがみやにじみのない単焦点レンズ(ズームしないレンズ)を備えたカメラがいい。
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そんな条件からshio.iconが本気でいいと思うものを挙げましょう。新品を実売価格10万円以下で買えるものから選ぶとこの3台。
現時点でAmazon価格順に、
です。GR IIとdp2 Quattroはもともと10万円近くだったものが、現在価格が下がっていてお買い得。
レンズの換算画角は、
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ジーンズのポケットに収まる小型軽量。常時携行できるカメラとしてベスト。
一般的な「一眼」カメラと同じAPS-Cサイズのセンサーを手のひらサイズのボディに収め、高性能な単焦点レンズと組み合わせて、仕事にも使えるクオリティの高画質。
2005年の初代「GR Digital」以来、「GR」があるからこそ撮影できた写真を数々ものにしてきた信頼感絶大の常用カメラ。 レンズの開放F値はF2.8で十分明るい。
レンズの画角は28mmながら、35mm、47mmにモード切り替え可能。
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業界唯一の三層センサー搭載で、光の三原色をありのまま写せるオンリーワンな画質。リアルカラー、リアルモノクロ。
APS-Cサイズのセンサーで3層構造だから、単純に3倍の面積と考えると、フルサイズセンサー(面積約2.317倍)より受光面積が広い(あくまでも単純計算で)。
シンプルにしてわかりやすい操作性。
持ちやすくて握りやすいデザインだからホールディングが安定し、ブレにくい。
換算45mmの画角は50mmよりちょいと広めという汎用性の高さ。写真は50mmに始まる。50mm域のレンズが持つ画角が「標準画角」と呼ばれる所以。どんな被写体も50mm1本で写せるように訓練するのが写真上達の早道。
レンズの開放F値はF2.8で十分明るい。
三層センサーが完全な輝度情報と三原色の情報を得ているので、本格的なカラーの現像とモノクロの現像までトータルに楽しめる。
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レンス交換式ミラーレス「一眼」カメラならこれ。
35.2mm相当の薄型単焦点レンズ。
開放F値が2と明るい。
センサーサイズはAPS-Cサイズより1割ほど小さい(約89.1%)。
アダプタを介して、同社の「一眼レフ」カメラシリーズであるEOS用の豊富なレンズを使える。
もしかしたらボディとレンズを個別に買うより、「ダブルレンズキット」(下の製品画像)を購入した方が安いかもしれません。
ホワイトボディも選べる。
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shio.iconのスタイルを書いておきましょう。
普段、手ぶらで出かけるときはGR IIオンリー。ポケットに入れるか、あるいはGR IIを収めた純正本革ポーチをベルトに通します。GR IIがあればどんなシーンでも高いクオリティで撮影できるからです。 GR II + SIGMA となります。
国内、海外出張など、撮影が主目的でない大きな移動は、SIGMAのカメラ1台か2台とサブとしてGR II、というのが定番です。
GR II + SIGMA (+SIGMA) です。
撮影目的で出かけるときは、その時々の目的に従って異なるカメラを持参します。その場合でも基本的にGR IIとSIGMAを持っており、それに別のカメラをプラスする、という形です。
GR II + SIGMA (+SIGMA) + CANON ctc. です。
つまり上記候補の3台、そのままの順に、1. GR II、2. SIGMA、3. CANON(etc.)と装備が増えてゆきます。いずれの場合も、ベルトかポケットにRICOH THETA Vを持っていることも多いです。 https://flic.kr/p/25t7XEH https://farm1.staticflickr.com/948/41001022945_14fd77ba0f_k.jpg
カメラは画材。
鉛筆、木炭、色鉛筆、パステル、水彩絵の具、油彩、リキテクス、その他、多彩な画材があって、そのどれを使うか、個人の好みはさまざま。目的によっても異なります。
カメラも同じ。
shio.iconにとってのGR IIとSIGMAのように、ご自身の肌に合うカメラを見つけたら、そのあと、それを自分の身体とハートの延長として使えるよう、常時身につけ、毎日長い時間自分の手で握り、たくさんたくさんたくさんたくさん撮影することが大切です。
自分とカメラは一心同体。
写真がますます楽しく、面白くなってゆくことでしょう。
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